皆さん、こんにちは!
ベトナムで働きたい方はいますか?
Googleでベトナムの転職系の記事を探してみたのですが、仕事を紹介している会社さんの記事ばかりで実際に転職をした人の経験談がなかなか見つかりませんでした。。なので、今回自分が書いてみようと思いました。
少しでも参考になれば幸いです!
自分の場合は、ITエンジニアとしてベトナムの会社へ転職しました。もしかすると、他の職種の方にも参考になるかもしれません。
需要があるのかわかりませんが。。読んでいただけると幸いです。
ベトナムでITエンジニアはどのように転職すればいいのか
まず、最初はコネがない限り、転職エージェントに登録して会社さんを紹介してもらう形式になるはずです!自分もそうでした。
最初はカモメアジアさんに登録したのを覚えてます。そのあとで、RGFさんを紹介されてそちらにも登録しました。もうかれこれ、数年前の話で時が過ぎるのは早いですね。
転職エージェントから複数の会社を紹介してもらえるはずですが。どのような観点で会社を選べばよいのかを、自分の経験を振り返ってみて考えてみました。以下の点を押さえておけば、比較的まともな環境で働けるはずです。
- 具体的に担当する業務内容はなにか?
- ポジションが変更されることはないのか
- 待遇について
- 面接にて
上記について、一つ一つ説明しますね。
具体的に担当する業務内容はなにか?
これは把握しておかないといけません。採用された後に、自分はなにを行うのかです。
- 顧客セッション
- 仕様の落とし込み・仕様書の作成
- PM(チームマネジメント・進捗管理・お客さまへの報告)
- インフラ構築・コーディング
- ソースコードレビュー
- テスト
など。
理由はいくつかあるのですが。
- 上の人がマネジメントができない場合にも対応できる。
自分の仕事の責任範囲が明確なので、ここまでは自分の責任、ここからは上の人の責任ということができます。 - 担当する範囲によって給与は異なる。
例えば、単にSEとして実装作業を行うのと、プロジェクトマネージャとしてプロジェクトを統括するのでは意味が違います。兼任することもありますね。
契約書にも明記していたほうがいいです。
ポジションが変更されることはないのか
これはよくあることだと思うのですが、SEで採用されたのにも関わらず、途中でいきなりPMを任せられることがあります。本来であれば、ポジションが異なるので、契約書の更新なしにこのようなことをしてはいけません。特に日系で注意が必要です。
これも契約書に担当する実務内容を記載しておけば、「業務内容がおかしいです」ということができます。
待遇について
まず、給与に関してです。これは個人的な意見ですが。外国人がベトナムで仕事をリードする形で働くならば、以下ぐらいが妥当だと思います。
SE:$2000~
PM:$3000~
SE・PM 兼任:$4000~
その他、補助的なものは以下の点を考慮しておくといいかもしれません。
- 労働時間は守られているのか(8:00-17:00で帰れるのか)
- 長期休暇はテト(旧正月)のみか
- 家賃補助はあるのか
- 残業代はでるのか(ほとんどの会社ででないはずです)
- 日本へ帰国する際の航空券代はでるのか
- 医療保険はどうなるのか?フルカバーで一切お金を支払う必要なし?
面接にて
面接時に確認したいこととしては、☝で記載したこともそうなんですが。一つ大事なことがあります。
※☝で書いたことは、面接時に自分で聞かなくても、前もってエージェントにこれを聞いてくださいと伝えれば聞いてくれます。
それは、上の人が本当にマネジメントできるのかということです。
これは本当に重要です!
エンジニアリングの知識がない人がITのプロジェクトをマネジメントすることはできません。
口だけではできないんです。
これを面接の中で、判断するのは難しいですが。。。
以下のことを聞いてみると大体の予想がつきます。
案件を受ける際に請負契約で仕事を受けることになると思いますが、その際にどのように仕事を進めていますか?
この回答の中に、詳細設計書を作成した後に、納期を決めるという話がなければ、その会社には入らないほうがいいです。
エンジニアリングの知識がない人は、なんの根拠もなく納期を決めて進めます。その人の下で仕事をする人は無駄に苦労することになります。
ということがあるので、是非確認しておきましょう!
実際にベトナムでITエンジニアとして働いてみてどうなのか
これは、働く会社によって全然違うと思いますが、ここでは自分の経験したことをそのまま書きます。
管理職の人がマネジメントを理解していないと苦労することになる
面接にてで少し触れましたが、管理職の人がマネジメントを理解していない場合、実務でとても苦労することになります。
よくあるパターンとしては、
お客様との契約は請負契約で定められた納期で成果物を納品するようになっている。
すでに納期だけが決まっている状態で、詳細設計書まで仕様を落としていないまま
プロジェクトがスタートするため、納期を守ることができない。
これは、上の管理職の方がITのプロジェクトマネジメントの知識が乏しいと起こります。仕様(成果物)が決まっていないにも関わらず、納期が決まっている時点でプロジェクトは必ず失敗します。
自分の場合は、プロジェクトが大炎上して、毎日約14時間労働(土日を含む)という悲惨な結果になってしまいました。
これから現場で働く方は、そのようなことにならないように上の人をしっかり観てこの会社で働くべきかを判断しましょう!
ベトナム人エンジニアのマネジメント問題
それと追加で問題となるのがベトナム人エンジニアのマネジメントです。
これが難しいです。。。まだまだ自分自身、どのようにすればプロジェクトがうまく進められるのか検討途中です。
ベトナム人エンジニアが抱える課題でも記載しましたが、人間的なものに起因する問題が多いです。一流のエンジニアであるなら特に問題はありませんが、現実的には一流のエンジニアがたくさんいるという状況はほぼないです。
ほとんどが、一流のエンジニアは誰もいない、二流 or 三流の人材でプロジェクトを進めなければいけない状況だと思います。
これは、おそらく誰もが経験するはずですので、日々どのようにすればうまくいくのか考え、自分自身&ともに働くエンジニア一人一人と真正面から向き合うしかないです。
相談のります
アジアなどどこでもいいですが、海外への転職で悩んでいるのであれば早めにいったほうがいいと思います。ある程度の年齢になって、会社を辞めて転職するんだと考えているとあっという間に定年になります。たとえ、転職後に失敗したなと思っても、若いうちなら何とでもなります!なので、不安等あると思いますが、思い切ってやってみましょう!
自分もベトナムに来て数年しかたっていませんが、転職・移住などで困っていることがあれば相談にのりますので、メッセージください!Twitterで気軽に聞いてもらって構いません。あまり参考にならないかもしれませんが。。